概要
標準印刷認証は、印刷機械のメンテナンスと数値管理等によって安定した品質の印刷物を作成できる工程管理能力について認証します。
具体的には、OKシート(印刷物)におけるCMYK4色ベタ部のL*a*b*値及びCMYK4色の50%網点部のドットゲイン値と、それに続く5000枚の連続印刷におけるL*a*b*値、ドットゲイン値を測定することで、一定の色差内で安定的に印刷物を作成できる能力があるかどうかを審査します。
標準印刷認証を取得した事業者は、従業員の名刺、ホームページ及び印刷物等にJapan Color認証マークを付けることができます。
Japan Color2011と認証基準値について
ジャパンカラー検討委員会では、前述の「ISO準拠ジャパンカラー枚葉印刷用2011」の策定に伴って、2011年5月に、コート紙におけるCMYK4色ベタ部のL*a*b*値について新しい規格値を決定しました。この決定をうけ、Japan Color認証制度策定委員会では、標準印刷認証における認証基準値を2011年6月1日より変更することとしました。コート紙におけるCMYK4色ベタ部のL*a*b*値について、Japan Colorではホワイトバッキングの整数値を規格値としていますが、標準印刷認証では、計算における正確性とバッキングを一般的な印刷環境の実情に合わせるため、小数点1位まで表記されたサブストレートバッキングの値を認証基準値として採用しました。